番組スポンサー全社がCMを見合わせる事態となっている日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」の新スポンサーに名乗りを上げていた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、同局からスポンサー契約を断られたことを自身のTwitterで報告した。
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高須氏は28日にTwitterで「『僕が今からスポンサーになるからしっかりやってくれ』といま日テレと電通に連絡したぜ」と、同番組のスポンサーに名乗りを上げた。しかし、この高須氏の申し出に対し、日テレ側は難色を示し、高須氏も「今のスポンサーは僕が新しいスポンサーになることを歓迎しないようだ。もめてるらしい」「日本テレビも電通も博報堂もスポンサーも僕の希望したように動いてくれない」と難航する経過を逐一報告していた。
そして30日のツイートで、「日テレの結論は『スポンサー企業が降りることは許さないし他社に枠を譲ることも許さない』に決定したといま報告があった」「『CMを流すか、ACに差し換えるか、番宣に差し換えるかにしなさい。ほかの企業に譲ることは許しません』ということです」と、高須氏の申し出が断られたことを明かすとともに、「次回のオンエアはどうなるのだろう?スポンサー企業に同情。僕は日テレの味方で応援したいんだよ」と無念さをにじませた。
同番組をめぐっては、劇中で「赤ちゃんポスト」に預けられた過去をもつ芦田愛菜演じる少女を「ポスト」と名付けたり、養護施設での苛烈な体罰が描かれるなど、かなりセンセーショナルな内容に対し、慈恵病院(熊本市)や全国児童養護施設協議会が人権侵害を指摘して抗議したことで話題に。放送中止が取り沙汰される中、29日放送回ではスポンサー全8社がCMを見合わせる異常事態となった。こうした事態を受け、日本テレビ側は番組内容の変更を検討していることが報じられている。
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