俳優の永井大(35)が声優に初挑戦する。米映画「ルーシーズ」(監督マイケル・コッレンテ、17日公開)の日本語吹き替え版で、米俳優ピーター・ファシネリ(40)が演じる主人公の声を担当。海外作品は初進出になる。
ハリウッドでも活躍する俳優の渡辺謙(54)が所属事務所の先輩で「この作品でハリウッドに一歩でも近づくことができたのならうれしい。謙さんに追いつけるよう努力しなければ」と決意を新たにしている。
映画はニューヨークを舞台に、スリで生計を立てる主人公と、一夜限りの関係で妊娠してしまった女性のラブストーリー。永井はツヤのある低音ボイスを買われて起用された。アフレコ現場では、女性の声を吹き替えた女優・川越サキ(22)から「永井さんの声が素晴らしくてドキドキしちゃう」と褒められ、「俳優として、いい声というのは一番の褒め言葉」と照れ笑い。「外国人の声にせりふをあてるのが難しくて、戸惑うところも多かった。声優業は奥が深い。こういうチャンスがあれば、またチャレンジしてみたい」と意欲的に語った。
私生活では女優の中越典子(34)との結婚が決まっている。「仕事の合間を縫って準備を進めているところ」といい、「子供は2人欲しい。男女1人ずつが理想で、男の子にはスポーツをやらせたい。威厳を見せられるようなオヤジになりたいですね」と、早くもベビーの話題が飛び出した。ただ、ヒロインの妊娠を機に人生の選択を迫られる主人公を念頭に「僕は結婚前に授かるのではなく、計画的にコトを進めたい」と話し笑いを誘った。
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